蒼い弾丸

「義務的に仕事をしている感じは受けない、活き活きと、仕事に格闘して、のめり込んでいるのが伝わってくる。
重宝される人材になるだろう」と。
今年一番嬉しい言葉を取引先から頂いた。
取引先でも特に優秀な、60前後の取締役。
流石に疲れも吹っ飛んだ。


俺自身はまだ自己満足と自尊心と、その大きさに足らない責任感やプロ意識に葛藤しながら日々前のめりになって仕事をしている。
ただ、今まで自分が辿ってきた道が今の自分を作ってきているし、
あの頃「なんでこんな目にあわなきゃならねーんだ」
なんて思ったことでも、結果としてはそれが良かったなんてことばかりだ。
だから仕方がない、目の前で起きた出来事は全て受け止めなければならない。


話は変わるが、昔やってたエリアで仕事をするとどうしようもなくノスタルジックな気分になる。
それだけ、そこで感じていたことが自分の脳内の神経に突き刺さっているんだろう。
久しぶりに聴く音楽で、昔聴いていた頃の情景を思い出すように、その場所を通れば全て思い出す。
感受性に応答を求めてくる。


そのノスタルジックな気分がヤバい。
信念がブレそうになるからだ。
そこで仕事をすれば楽かもしれない。
勝手もわかっている。
わがままも効く。
60〜80%位の力で流せるかもしれない。


けどそれじゃダメだ。
限界値が下がる。
だから常に初めてのことに挑戦しなければならないんだ。



話を戻すが、そんな俺に必要以上の賛辞を与えてくれて、嬉しいやら申し訳ないやらだった。
育てる感覚って、自身を研ぎ澄まさせるんだね。
今の自分のスタイルが間違っていないってことだけ、自信が持てた。