- 作者: 辻野晃一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/11/22
- メディア: 単行本
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うちの会社を書いた「匠の時代」と同じような、新進気鋭のスピリットを感じると同時に、ブランドにあぐらをかいて形骸化してしまった亡霊のようなカンパニーの実態。
「会社を何とかしないと」という気持ちは自分なりに抱えてきたが、自分一人じゃ何にもならない。
とことん闘って、それから考える。
そう思ってた矢先に出会った本だった。
重ねることなどおこがましいが、他人事とは思えなかった。
「匠の時代」にあるように、自分のいる会社は高度経済成長期のエポックメイキング的な存在だったのだが、結局時代の流れが圧倒的に早かったのだろう、成長期、バブル、平成不況と、様々な揺さぶりにかけられ先頭集団から脱落していった。
と考えなければならないだろう。
それでも先頭集団から脱落した事実にまだ気づいていない経営陣。
こっからが大変だ。