梅雨入り雑感

ラソンシーズンが終わっても今年は定期的に走ろうとしているので、
体の調子はなかなか良い。
髪の毛も短くしたので、汗を思いっきりかいてしっかり体を洗うってのが気持ちよすぎて、そういった体の充実が非常に大事なことだと実感している。


今日の内容

  • ラソンの練習をする生活
  • 小手先論について


最近はPadraig氏に大田原マラソンでてめーをぶっ倒す!と宣言された為、返り討ちにすべく練習をしている。


詳しくはりえさんのブログを参照してほしいのだが(文章がおもしろいから)、サブスリーを目指す人たちで今かなりモチベーションの高い練習や議論が繰り広げられている。
→りえさんの日記
http://yaplog.jp/riedon/archive/1073



レース前のマイクパフォーマンスで自らを鼓舞してぶっこむアイルランドのPadraig氏、フランクな笑顔と長い手足で蹴散らすフランスのPhillippe氏、香港のミスターストイックことRaymond氏など、3時間前半でサブスリーを虎視眈々と狙うランナー達を、日本人として迎え撃つ為にどうすればいいか考え、考え抜いた結論が「闇練」。
つまりこっそり練習しておこうというアイデア
まあせこいと言えばせこいのだが、自分の生活リズムを見直す良い機会にもなっている。


一日は一律24時間なので、その中で当然優先順位をつけながら仕事なりプライベートなりをやりくりしようとすると、大事なのが「選択と集中」であり、フルマラソンなんかを自分の体と対話しながら比較的ながいスパンで計画しようとすると、結局仕事や私生活の効率やメンテナンスを考えることになり、そういう意味では仕事には確実に良い影響が出る。
そもそも勉強なんかをほぼ一夜漬けで切り抜けてきて、また興味のあることのみこつこつとやってこれた自分としてはかなり苦手分野であり、非常に勉強になっている。
一夜漬けの馬力も死ぬまで必要だと思ってるけど。


そんなこんなで、ひたすらランキーパーにジョギングのログをとって走ることにしている。
ラソン直前期にやっていた筋トレも再開せねば。
極論言えば、仕事で活躍できるようなる為にフルマラソン走ってますってことか。
体はフッキを目指してますがこれは難しい。
なんなのフッキ。

  • 小手先論について


仕事論はずっとテーマであり、スタンスや立場の違いがいろんな考えを生むので、同じ意志をもつ同志がほしいなんて常々思っているが、それとちょっと離れたところで技術的な仕事の進め方が最近気になっている。
いわゆるサービスの本質と外輪の話。


世の中にはいくつもの営業指南本やライフハック本であふれていて、そりゃ社会人になりたてのころは色々読んだもんだが、あんまりそれに振り回されても良くないなとか色々思ってしばらくそういうものには手を出さずにいた。


しかし、たまたま手にとった本をきっかけに考えることがあって色々繋がってきている。
いわゆるクレーム対処法とかの類の本なんだが、読んでて思ったのは「結局クレームになってからの対処じゃ遅い」ってこと。
新規のプロセスの中でクレームとなり得る可能性の芽を徹底的に摘み取ることが大事なんじゃないかと痛感した。
で、その中で必要になってくるのが、いわゆる「マナー」のレベルの話。
エンドユーザー相手の仕事だから相手の状況なんかはカテゴライズできないのだが、少なくとも最低限のマナー、言葉遣い、空気の読み方など、そういうことに関する共通の武装が圧倒的に少ない。
これはなぜかというと、住宅購入プロセスがクレームを前提に考えられていないからで、そのくせ目に見えないものの契約をかわすというクレームなる認識の違いが圧倒的に発生しやすい業種であることに起因している。
例えば銀行の窓口、カード会社のコールセンター、飲食店での対応、ホテルのフロントのサービスなど、もうわけわからない顧客がわけわからない主張をするような場面だと、想定する対処法が確立されている。
まずは聞くとか、上司を呼ぶとか、別室に案内するとか、そういうレベルの話。


それすらできていない。


そういう対策なしに進めていって、いざクレームが発生したときの対応が悪いと今までそこを気にしなかった相手でも全部がマイナスに作用してしまう。
「優しくてなんでも聞いてあげる人ほどクレームが多い」とか、一定の傾向はやはりあるわけで、そういった共通項目を洗い出し、まずは最低限の対応をすることで、自然と配慮ができるようになるのではないだろうか。
小手先かもしれないが、身振り手振り、敬語の使い方、お詫びの仕方、場合によっては食い下がり方など、一定のレベルのサービスをした上で初めて個々の担当のキャラクターや相性などがプラスに働いてくる気がする。
守りに入ると弱いってのは、攻めてるときに反撃に合う準備をしてないってことだよね。


自戒も含めて、この分野に関しては掘り下げていきたいと思っているが、なんでそんなことを考えるようになったかというと後輩や新人の言葉遣いや振る舞いが目に付くケースがあまりに多くなったから。
会社全体のレベルの底上げには、最大公約数的に発生する事故は未然に防ぐ対策を講じられるはずだと思う。


そんなこんなで、クレームゼロ、先延ばしゼロが今の自分の目標。
足りないことは多いが、顧客に育てられることもまた多い。