ミーム学

卒業して初めて部活のOB会に出たのだが、なんとも言えないもやもやした気持ちになった。


世代のギャップはあるものの、本来はおっさん達の「俺たちの頃は」というのが思い出話やエゴの押し付けではなく、1年ごとにシームレスに繋がっていくことで今の主役の世代が「俺たちは」となってもらう会なのが理想だと思うし、競技や記録に縛られるからそうならないんじゃないかと感じた。


何故ならば、突出した競技力の選手の誕生や記録が生まれる瞬間が学生の4年間の周期より長いからだ。その時点で記録は比較できるものの、その場の空気が連続していない。


繋げるべきものは競技の手法や記録の変遷ではなく、場の雰囲気だったり盛り上げ方だったり、記録よりも色褪せない記憶をちゃんと語って残していけるかどうかだと思う。
だから主役は「速い人」ではない。


そこに確かに残るサウダージ