ブレない成長とは

たまたま8年前の今日書いたブログの記事があったので、考察してみる。
当時俺は入社2年目で、5月に異動したばかりだった。



■ペースについていけない


今日は借地のセミナー。
地主、借地人を集めての講演会。
エリアに新聞の折込を入れて告知。
前日までのフォロー、当日のフォロー、その後のフォロー。
三段階に分けて徹底せよとのこと。
前日まではうまくいっていた。



(中略)



そんな状況の中で適切なアドバイスを・・・と言われても、まだ一ヶ月しか経ってないんですよ新しい職場に来てから。
てことで上司に同席してもらったのだが、結局上司がしゃべってしまうので俺はいた意味なし。
打ち合わせの議事録を渡すので精一杯。
超悔しい。
その上司は日ごろから愛のある厳しい指導をしてくれるのだが、本人愛があるのかどうかはわかんないけど(笑)
もしかしていじわるで言ってんのかもしれないけどね。
でもいいこと言ってくれるし、いい勉強になってるから俺は文句ないんだけどね。



その上司曰く。
「お前アタマでわかっててもそれをアウトプットできなきゃ意味ないんだよ。
お前はそれが苦手なんだろうな」
初めてそーいう類のことを言われた。
この一ヶ月で俺の何を見たんだって一瞬(一瞬ね)思ったけど、まあそう見えているのならそれは事実なわけで、俺は乗り越えなければいけない。
勉強あるのみだ。



てかやっぱり隣で聞いていてこの人すごいなって思ったし、明らかに今の時点では負けている。
大負けだ。
じゃあやっぱり甘ったれないでなんとかしないと。


http://d.hatena.ne.jp/konjoren-taro/20050625


いわゆる「セールス」と「コンサルティング」の両方を求められている局面で、どちらもまともにできていない自分に本当に落ち込んだ。
まずアウトプットができていないと言われ、スタンスを問われ、じゃあ自分でなんとかしないとって思いひたすら感度を高めることに努めていた。


結果10年目を迎え、悩みの種類は自己から周囲、顧客満足と企業風土に派生し、感度を高めることは全体像を注意深く観察する習慣になり、回り回って自己研磨へと戻って行くのだった。



網を大きく張って広域の情報収集や開拓をすることに関して一定の成果があったものの、最近の自分の商談を反省すると1対1の局地戦でのスキル不足がこの後に及んで露呈されてきてる気がする。


一対一、複数対複数、ケースバイケースで自分の技術を磨いてきているつもりだが、結局は「筋が通った考え方をしているか」「相手に対しての興味と敬意があるか」の二点に集約されてくるのだと思う。
前者はプロとしての立ち振る舞いであり、後者は顧客満足の追究である。
そのどちらもまだまだ足りていないと思いつつ、それを補うエネルギーの源が何なのかひたすらさがしている。