トウキョウラウンド

11月は本当に低調だった。
こと仕事に関しては、適当にやってるつもりは全くないのだがアクセルをふかしても加速しない。
9月10月はトラブルシューティングや仕掛けでいっぱいいっぱいになりながら仕事をしていた。


それに比べて、なのだろう。
悪いことじゃない。
これが普通の時間の流れ方なのかもしれない。
色々な成果も作りながらだったから。



後輩や所属のチームの連携も、目に見えないながら取れてきている。
後輩に関しては、仕事のイロハから教えなければならないような人間もいるし、一緒になって仕事の仕掛けや解決に赴く同僚もいる。
自分の経験したものが少しでも周りの役に立てれば。
そんな思いも強く持ち始めている。


何か組織に対する希望のなさが蔓延している環境が少なからず存在する。
昔ながらの体質の企業はどこでも抱えている問題かもしれない。
いまいち仕事をこなすだけで新しいことをせずに、給与や環境への不満、というよりあきらめや愚痴を言う者もいれば、もう第一線を退きはじめ、ソフトランディングを目論む者もいる。
とにかく駆け抜けなければならないという使命感や何とかしなければならないという責任感を持つ者にとっては非常に迷惑な話だ。
しかし、実際後者はマイノリティである。
そして浮く。


年代別に極論してしまうと、若い人間は適応するか辞めるか。中堅層は上を見て仕事をすることに忙しいので現状を維持。ベテランは後が無いので穏便に現状維持。


じゃあ、会社を良くしていこうなんてアクションを起こす人間なんてどこにもいないじゃないか。
「この会社は変わらないんだよ」なんて、変える努力もしない人間が良く言うよ。
あんたは何もやってこなかったじゃないか。


そんなことを考えると本当に大事なのは人材育成だったり、目に見えない「社風」の継承だったり、ノウハウの改善だったり、一番大事なのは前向きに、余裕を持って、それでもとにかく仕事に打ち込むような姿勢だろう。
俺が守らなきゃならないって、一人一人が思ってほしい。
そういう土壌を作って行くこと。
そういう同志を集めていくこと。
社内でも、社外でも。


それにしても大田原マラソンはしんどかった。
自己ベストが出たで良しとするが。
仕事なんかじゃ味わえない地獄を見ましたよ。



11月は低調だったって、近しい人に相談したら、
「マラソンで良かったから、よいことにしたら?浅田真央ちゃんも不調だし。色々あるよ」
だって。


だからよいことにする。