クレームはなくならないんだろうか。

建築業界はクレーム産業だなんて言われるが、そういう言葉で片付けること自体怠慢だ。
少なくとも自分が担当した顧客、施主にはそんなことがないように努めたいが、一人で対応してるわけじゃないからその連携が問題になる。


最近の俺のクレームを検証してみる。

1、納期遅れ
一番やっちゃいかんことだが、ズレる。
なんでだ?
1つは仕事の連携。
連結点を管理するのがディレクターの役目なのに、それがあいまい。
納期自体は日付を切られているのに、それまでの工程にマイルストーンがない。
ぐちゃぐちゃやって、結果最終の納期に間に合った、みたいな。
最後馬力でなんとかおっつける、みたいな。
まるで弱体企業の事業計画だ。
書いていて気付いた、殆どの原因はこれだ。
後述する「申し送り不足」もここがあまいから。
何をいつまでにという依頼と、予定通りに進捗したかどうかという確認。
そこだ。

2、申し送り不足
現場に言ったことが反映されていないこともしばしばある。
それが施主と同時に判明したりする。
事前に判明していれば手の打ちようもあるのだが、全てギリギリ。
前述の納期遅れと同じ。
最終的に馬力で何とかなるっていう甘え。


3、チェックバック不足
確認する作業が1つでも入ればいい。
2回確認して丁度良いくらい。
それができないほど忙しいのかと言えば、無駄な作業に忙殺されている傾向は否定できない。
それはすなわち非効率な探客行為。
そこを時間かけて改善しようとしてきたが、拘束力が伴わない限り改善はされない。
それだけ人間は弱いのだ。




以上のことを考えると、組織論につながるし、組織の人事や財務体質にまでも言及されていくことになる。


けどホントは単純に、施主の要望に100%応えられているかどうかを意識してんのかって話。



どうなのよ。