言い得て妙

四季を肌で感じ、それを愛でるようになったのはいつからか。
夏だから暑い、冬だから寒い、ではなく、
夏でよかった、冬でよかった、そんな感情。
そしてネーミングに技を感じる「フォーシーズンズ」。
四季があるからいいんだよ。



先輩が言っていた。
「世界には自分達が経験したことのない季節がたくさんあるんじゃねーか」
そういう考え方できたか。


そんな思いを突き詰めていくと、風土や気候、そこで生まれる文化や建築に辿り着くんだろうか。


現代の建築は四季に耐え得る性能を持たせることを前提にする。
しかし、昔の日本建築は四季を体感させる作りを家の中に持たせる。
日本の風土に合う建材として木材を用いる。


材料にしたって、工法にしたって、文化文学だって、音楽だって、生産業だって、農業だって、収穫の祭りや祝いだって、全部四季があるからだ。







フォーシーズンズ。