仕事について

この仕事を続けていくためには、競合に勝つことや商品の知識をつけること以前に、お客さんにとって何が大事なのか、何をしてあげられるのかをどれだけ本気で考えられているかってことなんだとつくづく思った。
新人教育や研修なんかでも、やっぱりそれを最初に叩き込まないといけないんじゃないだろうか。
建築業界の中で競合勝ちすることよりお客さんの要望に最低でも100%応えらることの方が何倍も重要なこと。
100%が最低ライン。
それを意識しないと、どんなことでもトラブルになる。
けれどお客さんからの危険信号を見落とさないようにするためには経験が必要で、経験値を得るにはとにかく動き回ること。
動き回る中ではもちろん失敗もしなければならない。
残念ながら、人間は失敗をして痛い目に遭わないと覚えないし、成長しない。


「営業をする」ということはお客さんの言うことを聞くことでも、お客さんに何かを強要することでもなく、適切なサービスを的確にできること。
そしてそれによりお客さんから100%以上の満足をもらうこと。
そしてそこから企業として利益を生み出すこと。


じゃあ大前提として、やっぱりちゃんとコミュニケーションがとれていること。
どんなカタチでも。
それは人間の生み出す日々の営みの全てにおいて重要なこと。
仕事ができないってことは、それができないってことなんだろうな。
そういう仕事の本質は、やっぱり意識しないといけないし、指導や教育、社風の形成に於いても意識し、意識付けをしていかないといけない。
それがいわゆる企業のスローガンであったり、企業のスローガンに対する正確な理解であったりするんだと思う。
この仕事は、内容が一見あまりに抽象的で、取り組む自分たちも、何かにつけて「頑張る」とか「高い意識を持つ」とか、そういう抽象的な言葉で片付けてしまう。
今何の目的で何に対して進んでいるのか、それには何が必要なのか。
「とにかく動け」っていう指示はその後でも遅くない気がする。