餃子ランは突然に

「りえさんも相模原住んでるんですか?」
「ユキさんも相模原ですか?近いですね」
「餃子萬金の近くなんです」
「えっ萬金!?羨ましい!」
「何スカその萬金て」
「焼き餃子がうまいお店ですよ、オダサガの名物です」
「オダサガ...ああ小田急相模原のことか...」
「今度是非みんなで行きましょう」
「ええ是非是非!」




...「走って行きましょう!」


ふえええ...
というわけで朝新宿駅に集合し、一同はひたすら西へ。
まず甲州街道を西へ向かい、桜上水あたりから水道道路を南下し、成城あたりから世田谷通りに入りひたすらくだる。
今日は朝から暑かった。
途中いつものヤマソンよりも多い頻度でコンビニに寄り、給水をする。
今回はイベントとしてはおもしろいものの、餃子屋死ぬほど繁盛しているそうで走力に幅があると餃子に辿り着けない人も出てくるかもしれないと思いごく内輪で集まった。
それでもこの暑さで列は長くなる。
世田谷通りをくだると生田のあたりから歩道が狭くなり、アップダウンが始まり、それはそれはめんどくさいコースに変貌した。



餃子のためにここまでする必要はあるのか...



自問自答を繰り返しながら一同は黙々と走る。
鶴川街道を左折し、今度は心臓破りの登り坂を何度か越え、町田へ。
境川沿いを走った後「オダサガ」に入り餃子の萬金にてゴール。








いやー餃子マジうまかった。
42kmきつかったけど完全に記憶から消去されてしまった。
人間の脳構造は怖い...


「焼き餃子、40個」
と頼み、4人で速攻で食べ終わってしまった。
まだいけたな...


ちょうど食べ終わった頃に近所の銭湯「日栄浴場」が開き、銭湯で汗と塩まみれの身体を丸洗いし、小田急線で帰ってきました。



餃子ラン最高...
人間、ご褒美がないと頑張れないのである。