プレイバック2010,2011

TOKYO MARATHON 2010

Results:

ラップ/トータル


スタートラインまで...6m07s
〜5k....31m37s/37m45s
〜10k...29m42s/1h07m28s
〜15k...27m21s/1h34m50s
〜20k...32m14s/2h07m04s(トイレ5分)
〜25k...26m48s/2h33m52s
〜30k...26m41s/3h00m34s
〜35k...27m08s/3h27m42s(5m25s/k)
〜40k...26m37s/3h54m19s(5m19s/k)
〜42.195k...11m45s/4h06m05s(5m21s/k)


ハーフ前半  2h06m54s
ハーフ後半  1h53m04s
トータル   3h59m58s


人生初のフルマラソン
ハーフマラソンも去年初めて走り、2回レースに出ただけ。


5時半起床。
シャワー浴びてサロメチールぬりたくり、キネシオを巻く。
試合の朝は無意識に色々準備する習慣がついていたが。
サンドイッチとバナナを食べて出発。
電車の中は既に選手と思われる人が何人か。
新宿駅ではもう改札出て都庁に向かう地下通路で着替えている人もいた。
俺は新宿駅から20分くらいアップを兼ねてジョグ。


スタートは9時10分だが、8時30分頃から手荷物を預け、スタート位置で待機しなけらばならない。
その間がめちゃめちゃ寒い。
みんな防寒対策で雨具やゴミ袋をかぶったりしている。
走り出したら捨てればいいと聞いていたが、走り出しても体があったまるまで着ていたいくらい。
結局最後まで着てる人もいたな。
もうシューズやグローブが濡れてしまっていた。
ここにもゴミ袋とか巻いておけばよかったかもしれない。
色々ぬかりなし、と思って用意していた。
キネシオ的なものも朝早起きして巻いた。
現地で色々用意しなくてよかったと安堵。
ただ、股にワセリン塗るのと乳首にバンドエイド貼るの忘れた。
乳首立っちまったらどうすんだと思いつつ、ストレッチしながらスタートを待つ。



スタートの号砲が鳴ってもなかなか動かない。
6分後にやっとスタートラインを通過。
寒さでなかなか体が動かなかったが、スタートから5kmくらいはゆるい下り坂。
スタート直後は全員テンションが高いので自然にペースは速くなる。
俺は5kmまではアップのつもりで、と意識的にペースを落とす。
それでも結局キロ6分ペース。
やっぱり速い。
膝やアキレス腱の痛みが出てこないか不安で不安で仕方なかった。
結局寒くて10km過ぎても雨合羽は着ていた。
皇居に近くなったあたりでようやく体が動き始めた。
少しずつスピードがのってくるが、それでも足の痛みが怖いので意識的にペースを落とす。
5kmくらいまでアップのつもりでって思っていたが、15kmくらいまでアップのつもりでって思い直すことにして走る。
その間ずっと脳内で「21st century breakdown」がかかってた。
よかったよ。


日比谷公園前で10kmの部はゴール。
そこからまた自然にみんなペースが上がる。
ペースが上がるってのは感覚的なもので、実際は同じペースで走ってるつもりでもスピードは落ちる。
なのでここからもみんなのスピードが落ちないってのが適格な表現かな。


10kmのゴールの直後、沿道に俺の名前のボードを発見。
シモノが昨日即興で作ってくれたらしい。
そこでシモノとうちの両親が観ていて、声をかけた。
自然と笑みがこぼれる。
応援ってやっぱりすごいエネルギーになる。


その後は品川方面へ。
品川駅まで行く道がかなり体も動いてきて、そこからようやくスタートって感じだった。
しかしトイレに行きたくなったので途中でトイレ。
東京マラソンは東京中に仮設トイレをものすごい数設置する。
すげえなと思いつつ、みんな寒くて使うもんだからどこも順番待ち。
次のトイレ、次のトイレと思いながら走ってるうちに我慢できなくなってくる。
結局品川駅で折り返した直後トイレへ。
そこも順番待ちで、そこでだいたい5分くらいロスしてしまった。


すっきりしたと同時にまた体が軽くなった気分になる。
雨合羽を脱ぎ、そこからは本来のランニング姿。
チバさんに会い、声をかけ、徐々にペースを上げていく。
終始笑顔。
ハーフを2時間強で通過。
去年の初ハーフが1時間45分だったから、何だか感慨深かった。


また日比谷に戻るとシモノがちがうボードを出して応援してくれていた。
両親もいて、そこからぐっと力が入る。
エイドステーションには南蛮のショウジさんがいた。
銀座の交差点を曲がり、浅草雷門へ。
自分のスタートがFだった為に後方から出発したのと、20km過ぎからペースを上げていったのとで殆ど追い抜きながら走った。
20km過ぎで一つめのパワーバージェルを飲む。
意外なことに凄く濃かった。
あわてて給水地点で水を飲む。
5kmごとの給水はこまめにとるように心がけた。
30kmすぎからエネルギーの枯渇が始まるだろうし、その時点で補給してももう遅い。
まだ元気なうちから補給。
それと給水所でロールケーキやバナナの小切りを貰って食べる。
甘いものがここまで体に染み込むとは。


25km過ぎたあたりから、ペースを保つのにもパワーが必要になってき始める。
ただ、沿道の絶え間ない応援が物凄い原動力になった。
ちょっとずつしんどくなってくるので、意識的に沿道の声援に手を振ったり、
ユニフォーム見て「南蛮連合頑張れ!」って言ってくれる人に返事したり心がけた。
それだけでこっちも元気になるんだ。
沿道の人もボランティアでお菓子を出してたりする。
「チョコレートあるよ!」
って言われて飛びついたら、なんか八ツ橋っぽい味のチョコレートでニッキのフレーバーにゲフってなった。
恐るべし浅草。



雷門を大きく曲がり、再び銀座へ向かう。
走りながらいつ折り返しなんだろうって思ってたら、気付いたら折り返してた。
だいぶ気分が楽になる。
銀座へ近くなるとまた応援も多くなる。
もうホント応援で走れてるって感じだ。
ようやく雨も弱くなってきた。
30km過ぎたあたりでアメリカ人のアンソニーに追いつく。
きつくなってきたあたりだったから、頑張って話しかけた。
アンソニーは過去の東京マラソンも走っているので、この後のコースの起伏など教えてくれた。
一緒に併走し、彼は38kmあたりでトイレに寄ったので、そこで別れた。


このときは35km過ぎたあたりからスパートできるかな、なんて思ってた。
それくらい体の動きはよかった。
けどやはり35km過ぎからはエネルギーの枯渇でしんどくなってきた。
甘くなかったな。
ただ良かったのは、それでもペースが落ちなかったこと。
後半少し登坂が続くのだが、それを入れても5kmのペースは落ちなかった。
ただ最後はホントにきつかった。
標記が「あと○km」って出てくるようになるのだが、そこからが長い。
必死に腕を動かす。
自然と涙目になってくる。
豊洲でシモノがまた待っててくれた。
チロルチョコを貰う。
もう手に力が入らなくてなかなか包装を開けられなかったが、最後の糖分をかみ締める。
知ってる人に応援されるって本当に感激する。
そして40km過ぎて、今まで40km走ってきたことも感激する。
最後は必死に走ってフィニッシュ。
止まった瞬間もう一歩も足が前に出なくなった。
フルマラソンデビューは物凄く気分が良かった。
同じくらいにゴールした女性は、フィニッシュして泣き崩れていた。
ハーフで比較しても、前半の21kmに比べ後半の21kmの方が速かった。
これも自信になった。
4月のハーフマラソンも楽しみだ。


その後は着替えて、全身引きずりながらシモノと新橋で飲んで、渋谷に移動。
南蛮連合の打ち上げに全力で出た。
今月は禁酒してたからビールがうますぎたよ。
応援してくれてありがとう。

TOKYO MARATHON 2011


Results:

ラップ/トータル


スタートラインまで...33s
5k....26m03s/26m36
10k...23m54s/50m30s
15k...24m16s/1h14m46
20k...24m18s/1h39m04
25k...24m13s/2h03m17s
30k...24m53s/2h28m10s
35k...25m21s/2h53m31s
40k...27m33s/3h21m04s
42.195k...12m44ss/3h33m48


(ネットタイム)
ハーフ前半  1h43m53s
ハーフ後半  1h49m22s
トータル   3h33m15s


3回目のフルマラソン
今回は東京マラソンも2回目なので、割と余裕を持って臨めた・・・はずが、やはり慌ただしい早朝だった。
6時起床。
朝ごはんを食べて7時過ぎに家を出る。


今回はA地点でのスタートなので、スタートラインも近い。
30分以上待つのはやはり寒くてしんどかったが、石原都知事の挨拶も聞き、スタートを待つ。
流石にA地点なので、シリアスランナーばかりで会話を聞きながらへこむ。
やっぱり月最低200kmは走らないといかんのだなあ。



スタート直後に既にトイレに行きたくなったので、今回はすぐ駆け込む。
去年は行列だったので5分くらいロスしたが、今回は2,3分で済んだ。
10kmまでは南蛮のチームメイトにもたくさん会えて、心強かった。
3時間30分のペースメーカーにもクリさんがいて、これは追いかけないとまずいのかと気持ちが引き締まった。


10km過ぎ、日比谷公園のあたりで今年も両親が応援してくれていた。
去年はそのすぐ後に父親の胃がんが見つかったから、もう1年だと思うと感慨深かった。
「治ってよかったね」って心の中で声をかけ、先を急ぐ。


なんとなくのペースが4分50秒/1kmだったので、スピードを抑えることなくそのままおしていった。
今年は20kmまでがとにかくあっという間だった。
ハーフは1時間44分。
いいペース。
このままイーブンでいけば3時間30分切れる。
問題なのは後半。
そう言い聞かせながら早めにパワージェルや塩飴を口にする。
今回は大田原マラソンで失敗したのが怖くて、早め早めにエネルギー補給。
暑かったので給水はこまめに。


30km過ぎてから、しんどくなってきた。
あと10kmってとこからがきつい。
足にきていなくても、ペースが落ちていく。
焦る焦る。


35km地点で3時間30分設定のペースメーカーの集団に吸収される。
クリさんに、
「38kmまでこのままついて来い。
そこからは5kmないんだから、腕振って死ぬ気で走れ。
3時間30分切れるから」


そう言われ、そこからまた強引にペースを上げるがそれも持たず、集団から遅れる。
最後は橋が多く、アップダウンが小刻みに続くのがしんどい。
全く足が動かずにそのままフィニッシュ。


昨年よりも30分以上、大田原マラソンよりも7分記録を縮めることができたが、まだまだだった。
あと4キロ程体重を落として、もう一度トライしようと思っている。
今回も応援に助けられた。
建設中のスカイツリーも、コーナーを曲がるといきなり出てきてびっくり。
スカイツリーにも助けられた。
沿道の応援って本当にパワーになるし、コース途中で会う知り合い達もパワーになる。
オカモトくんもいた。


もうちょっと速くなりたいなー。






んでもって今年。
気付けば4日前。
どのレースでも緊張するもんだが、やはりマラソンデビューした大会なので思い入れは大きい。
選択と集中は、社会人になって最も難しいことの一つ。
人生一度きりですからね。