いつだってキミの声が

うまく言葉が出てこない。
完全に混乱状態だ。
落ち着いて進めて行けば何かパニックになる話じゃない。
そんな流れでもない。
自分の処理能力が下がっているだけだ。


だから、こうやって文章を書いている。


負荷がかかっていることは自覚している。
体の調子も悪い。
体全体で、見えないものに対するアレルギー反応が起こっている。
不思議なもので、外的物理的な刺激がなくても、精神的なストレスをかけると体はちゃんと反応する。
体を動かすのも沁みる。
そこからが大変。
マインドもダウンする。
これが悪循環の入口。
辛い連鎖が始まる。
頭の中がまとまらないまま話をして色々訊かれたり意見を求められたりするのが怖くて、
距離が近い人から順に距離を置きたくなる。
そんなつもりはない。
そんなつもりはないんだ。
それでも。


明日駅伝にエントリーしていてよかったかもしれない。
今俺がどんな精神状態なのかは関係ない。
関係なくただ走ればいい。
昨日仕事で失敗しようが、今日彼女とケンカしようが、俺が言わなければそういう話は出てこない。
それでいい場所があるんだ。


けど、彼女や兄弟や親はそうもいかないし、職場で距離の近い人だってそうもいかない。
本当に辛いときは音を上げるかもしれないが、今はそういう時期じゃない。
自分の頭を整理して、前に進まないとならないし、それは自分にしかできない。
今はただ焦っているだけだ。
流れに乗れずにもがいているだけだ。


人の悩みは、共感できたとしても肩代わりすることはできない。
だからこそ、文章を書いて、走って、それから考える。