今年もまた

4年前に新築を担当した家へ行き、年末の挨拶をする。
場所が所沢なので遠いが、年末には必ず行くようにしている。
お施主さんは「この時期忙しいだろうからいいよ」って言ってくれるのだが、やはりこういうものは会わないと。
それこそ担当で家づくり真っ只中のときは週に何回も行っていた。
当然現場が始まればその様子を写真に残すし、何かトラブルがあった際にはすぐに駆けつけられるように常に気をまわしていた。
だからこそお施主さんには喜んでもらえるし、その後の付き合いも続けられる。


「今日は朝からみんな楽しみに待っていたよ」
って言ってもらえて、すごく嬉しかった。
髪の毛も気にいられた。
もっと短くしよう。
盆暮れの挨拶しかできないようになっても、こういう付き合いは絶やさないようにしないとって強く感じた。



家創りに関しては情報が多いだけに、正しい情報を抽出できないケースが増えてきている。
責任もとらずに、中途半端な知識とキャリアだけで「コンサルタント」なんて立場で客からも業者からもフィーを抜くような職業も増えてきている。
今年は友人からマンションの相談を受けたり、何かと自分を頼って依頼をしてくれる人が多かった。
だからこそ、そういう人にはこのお施主さんのような満足を確実に提供したい。




自分のキャリアがあまりに偏っていて、それだけじゃ二本足でマトモに立っていることすらできないと強く感じた一日だった。