禍福は糾える縄の如し

そう実感した5月。
悪い流れも良い流れも次から次へ来る。
日ごとでも、一日の中でも、それは次々とやってくる。
いちいち一喜一憂している暇はない。


色々と落ち込むことはある。
突然全然予想もしない方向から危険球が飛んでくる。
それで落ち込む。
ただ、それにも増して事態が好転するようなことも起こる。
表裏一体。
しんどいこともあれば嬉しいこともある。
しんどいことが来ても好転する前触れだと思えば怖くない。
全然怖くない。
そうなんだ、それだけ何か自信に繋がる力がついてきたんだ。


「お前は苦労するタイプの人間だよ」
呑みながら4月から一緒に仕事をしている先輩に言われた。
達観できるほどのメンタルはなくても、常に走っていられるタフネスが身についてきたんだ。
色んなことに首を突っ込んで、毎日毎日ギリギリまで追い込んで、感情を吐き出し、すごい勢いで眠る。
それは「飄々と仕事をする」なんて理想像とは程遠い。


「ホントに仕事が好きなんだな」そう言われることも多くなってきた。
いっぱいいっぱいで仕事をしている姿は、限界まで力を出し切ろうとしている証拠。


一年目のとき、上司に「お前は余力を残して仕事をしている」と言われた。
それは余力が残っているんじゃない。
納得いかないから力を出し切れなかったんだ。


もちろんまだまだ脆い。
5月に一緒に仕事をした先輩にも、周りにも迷惑をかけている。
相変わらず。
でも、何かを期待してしまうような走りを見せ続けていきたいと思っている。