久しぶりに織田フィールドでヒロシと走る。
時刻が遅かったので、南蛮連合の練習とかぶる。
高校生は着替えて帰る時間帯。
「試験どうだった?」
「アレ聴いた?」
「俺明日はバイトだわ」
そんな会話を聞きながら着替える。
膝の調子を見ながらジョグ。
股関節の可動域が筋肉疲労で狭い。
その後サーキット。
「今日は何回だっけ?」
「11回」
しんどかった。
でもこの追い込み追い込まれる感覚は特別だ。
試合に出たい。
練習後ヒロシと夕飯。
ヒロシの友人が合流。
三年前の「中野事変」の首謀者。
当時のことを思い出して身震いする。
戦慄の白石美帆似。
メゾネットの廊下や階段に倒れる三人。
あれから僕たちは何かを信じて来れたかなあ?