今日の嬉しかったこと

去年の上期に自分の課長だった上司に同行してもらい、建替えの提案に行ってきた。
相手が事業経営者で、しかも女性のため、上っ面の良さに騙されているのか、本音で話してくれているのかわからないような状況だった。


金融機関からの紹介案件だったため、金融機関にも状況を報告する。
とりあえずヒアリングは終わった。
次回設計事務所を交えて作成したプランを出すことに。


打合せが全て終わったところで、上司が言う。

「ああいうお客さんは人当たりはいいがそれは商売をしてきた女性だからだ。
ちゃんと受け入れてもらえるかどうかはもっと長く付き合わないと判断できない。
しかも紹介案件だから、紹介元を飛び越えちゃ絶対いけないんだ。

だから今日のお前、さっき『今後の打合せにも○○さんは必ず同席してください』って頼んだだろ。
あれが正解なんだ。
俺が言おうと思ってたことだったんだけど、お前何も言わなくてもちゃんと言ってくれた」


ぞくっとした。


「じゃあまた課の編成が変わったら下でやれますかね?(笑)」


隣にいた先輩が言う。

「営業部の○○さんの下じゃないですかー?
資産活用部から営業部移る人もいるんでしょ?」


上司は言う。
「いや、お前は資産活用から出ないよ、支店長が離さないだろ。
支店長は資産活用出身だから。
第一、お前だけじゃん、銀行から紹介持ってきたりしてるの。
他の連中は何やってる?
お前はそれでいいんだよ。」


そして付け足す。
「資産活用ができる奴が本物だから」


ここ数ヶ月、ホントにスピードをゆるめずに突っ込んで来たことが、離れて見ている人には評価されているようだ。
潰れそうになりかけているときにこういう言葉は、ぐっとくる。