深夜2時。
新宿三丁目。
新しいバーに乗り込む。
俺らを見るなり
「うぉぉ!」
って叫ぶマスター。
マスターが失踪して、場所をやっとつきとめて、一年ぶりの再会。
たまたま空いた時間にたまたま入ったバーでたまたま知り合ったマスター。
今日は普段定休日の曜日だったが、年末でたまたま店を空けていたらしい。
「俺ら絶対何だかあるぜ」
予想外に喜んでくれるマスター。
1時間くらいで店を後にする。
同期は削られる睡眠時間を意識しながらも家まで送ってくれた。
そういや初めてマスターに会ったときも家までわざわざ送ってもらったんだっけ。